できるWebエンジニアを目指すなら、ヒューマンスキルに注目
Webエンジニアが身に付けるべきスキルはこれだ！
- WebエンジニアのスキルアップBOOK - TOP
- >
- Webエンジニアが身に付けたいヒューマンスキル
Webエンジニアが身に付けるべきスキルはこれだ！
Webエンジニアとして業務を遂行する上では、クライアント、ディレクター、デザイナーなど、様々な立場の関係者とスムーズなコミュニケーションをとる必要がありますよね。コミュニケーションスキルが足りないと仕事がスムーズに進まないだけでなく、Webエンジニアとしての技術が一流であればあるほど、損をするのは自分自身です。コミュニケーションスキルは人間同士、双方向における意思疎通をスムーズにおこなうために必要なスキルで、エンジニアに限らず社会人として働く上で必須のスキルといえるでしょう。
社会人として仕事で人と接する以上は、相手に与える第一印象が大切です。人は「なんとなく」受ける第一印象で、相手がどのような人であるか、直ちに判断します。そのため相手にどのような印象を与えるのかを自覚して、好ましい印象を残すように意識すればよいのです。緊張しやすい人や表情が暗い人は、相手に警戒心やネガティブな感情を呼び起こしてしまいます。そのため初対面では特に、笑顔を作るように心掛けましょう。そして聞き取りやすいようにゆっくりと、声のトーンも工夫しましょう。話を聞くということは、話そうという人が考える以上に頭を使うものであり、ただでさえ面倒くさいのです。
エンジニアに限らず社会人であっても、人との会話を苦手に感じている人は少なくありません。顔を合わせる場面では特に、言葉以外のコミュニケーションも大切なのですが、会話はやはり言葉のやり取りです。話し手の癖もありますが、聞き手が適度に頷いたり相槌を打っていると、話を進めやすいでしょう。話を聞くということは、考えて理解しなければ意味がないのであり、聞き手にも努力を強いられます。そして頷いたり相槌を打つことによって、話し手は話をわかっているものと思い込んで先へ先へと進めてしまうため、適度に確認を挟むことも大切です。
じっと黙って話を聞くというのは、時として苦痛を伴います。しかし会話はギブアンドテイクの関係であり、話し手が聞き手に対して意見などを一方的に押し付けるものではありません。話し手は慣れた話題であれば、ついつい聞き手を置き去りにして話したいように話します。そこで聞き手が頷いたり相槌を打つだけであっては、内容をすべて理解したものと話し手に誤解されてしまいます。聞き手は話し手に対して、受容と共感を示しながら、場合によってオープンクエスチョンを挟むことで、必要な情報を引き出したりお互いに確認しあったりするのです。
若い世代のWebエンジニアなども忙しい合間を縫って、飲み会をコミュニケーションの場として積極的に活用しています。参加メンバーを集める時には、人数や席順など配慮が必要です。また料理の好き嫌いを早めに把握して、店を選んで場所を確保しなければなりません。いつも同じ店ではなく、なるべくメンバーが行ったことのない店を探すというのも雰囲気が変わります。そして適当に中座しながら、普段顔を合わせることのない相手と会話するチャンスを活かしましょう。ざっくばらんな会話から、飛び切りのアイデアが生まれることもあるのです。
